世界一幸せって言わせたい

恥をかき捨て 恥をかき集め 力抜いて笑った

繋がる道と 枯れない思い

「三馬鹿は正義」

関ジャニさんを好きになって、村上さんを好きになって、ヨコヒナにロマンを見出だしてからずーっと私の「関ジャニ∞」という関係性を語ろうとする上でのド根底にある考え方です。

三馬鹿が集まっているときの「無敵感」というか、三人がいたらどうにかなるだろ!という無償の安心感というか。年下4人ですら入り込む隙間がないような、何とも言えない不可触な領域。そんな世界一神聖でない聖域のような三人に、わたしはどうしようもなく惹かれているのです。


皆さんご存じだとは思いますが、「三馬鹿」は村上さん、横山さん、そしてすばるくんの三人をまとめて呼ぶ際に用いられる通称です。

なんですか三馬鹿って。関西からうるさい三人組がきた。アホなことばっかやってる。三人のバカ。だから三馬鹿。安直にもほどがある。(もともと三馬鹿と呼ばれていたのはこの三人ではなかったという裏話はとりあえず置いておいて)


でもですよ。考えてほしい。

デビューも出来るか分からない中がむしゃらに活動してきて、ただ関西ジャニーズというだけでセット売り、トリオ売りされてた時代があったわけで。

そこから20年以上。「関ジャニ∞」という名前がついて、デビューしてからも10年以上。

彼らは「三馬鹿」として。そして関ジャニ∞のお兄ちゃんズとして。やってきたんだよなぁ。


そう、「やってきた」んです。





今日は2019年4月15日です。


1年経ちましたね。








当時の話をします。

わたしは応答セヨのプロモーション期間中(というか泥棒役者のプロモーション期間中といった方が正しいのかもしれない)にeighterになりました。具体的に言えば2017年11月末です。

親がジャニーズ嫌いであることを知っていたので、「関ジャニ∞にハマった」ということをめちゃめちゃオブラートに包んでそれとなーく伝えたときに「自分の娘がまさかジャニーズなんかにハマると思ってなかった」と言われたのを覚えています。あれは衝撃だった。嫌いな理由も聞いてるし言いたくなる気持ちも理解はしているけれども、未だに思い出すと堪えますね。人格を否定されたくらいきつかった。

そして時期的に年末の大型音楽特番目白押しのタイミングとちょうど被っていたので、基本リアタイできるならばしたい派なわたしはどうやって親の目を盗んで特番を見ようかすごく策を凝らしたことを覚えています。親はジャニーズ嫌いであると同時にテレビをほとんどつけたがらない人だったので何かない限りリビングのテレビがつかなかったんですね~なんという環境の悪さ。
めちゃめちゃ「今」やってたよね。懐かしいなぁ。安田さんの髪色が番組に出る度変わってたのもこの時期ですね。改めて聞くとめちゃめちゃいい曲なんですよね「今」。さいきん聞いてないわぁ、て人は是非。


閑話休題

そんなこんなで、eighter初期のわたしは親に悪態をつかれながらもどうにかこうにかやっていってたんです。


2018年3月頃、ベストアルバムの発売とそれを引っ提げたツアーが開催されることが発表されて。

この頃にはすっかりeighterの仲間入りを果たし、村上坦だという自覚も自負もばりばりあったんですが。

ツアーが決まったときの第一印象が

「ついに関ジャニさんに会える!!」
の次に
「やっとすばるくんの生歌が聞ける!!!!」

だったんです。


関ジャニさんにハマりかけていた当初はクロニクルの動画ばかり見ていて、曲を一切聞こうとしていなかったんですわたし。それはなぜか?親からの受け売りで「ジャニーズかぁ………」という気持ちが少なからずあったからです。

でもやっぱり好きになったものをとことん知りたいと思うのはオタクの性じゃないですか。

「曲を聞いたら完全にハマってしまう」

そう思いつつ初めて関ジャニ∞のパフォーマンスを見たのが、ベストアーティスト2016のNOROSHIの動画でした。

前述の通り普段まったくテレビを見ない人間からしたら本当に衝撃的でした。

「バンドとして演奏していること」「パフォーマンス能力がものすごいこと」そして「渋谷すばるの歌声が鳥肌がたつくらいやばかったこと」

この3つを鮮明に覚えています。

「アーティスト・関ジャニ∞への入りはNOROSHIという曲、そして渋谷すばるの歌声である」という私の中の事実はどうやっても揺るぎません。「手のひらが背に触れた」とてつもなくかっこよすぎませんか。わたしはあそこのすばるくんの歌声を聞くたび未だに鳥肌がたちます。


すばるくん、あなたはろくにテレビも見ないソシャゲ好きのボカロ厨の楽曲的趣向を一瞬にして関ジャニ∞に変えた張本人なんですよ。これって本当にすごいことなんですよ分かってますか。


だからね、わたしは本当にツアーが楽しみだった。早くその歌声を聞かせてほしい。魂の叫びを一介のファンでしかないわたしにも共有させてほしい。自分のツアーに対するワクワクの一部は本当にこの感情が占めていました。



2018年4月12日。

週刊誌にて「渋谷すばる脱退」の文字が大きく取り上げられましたね。

ぜーんぜん信じませんでしたよ。「どうせデマだろ」って。
でもめーちゃくちゃ不安で。震えが止まらなくて。どうしようどうしよう、てすごく思って。

当人でない限り真相はわからないけれど、関ジャニ∞を一番に愛してくれている渋谷すばるという人間が関ジャニ∞から去るわけがない。そう信じていましたし、信じたかったです。



2018年4月15日、10時。

ファンクラブ会員宛のメール。

関ジャニ∞から大事なお知らせがあります」

頭が真っ白になりました。本当に本当なのか。いや、これは「そんなことないから心配すんな」ていうやつだよ、そうだよ!そうに違いない!

やっぱどうしても信じきれないことがあると人って自分のいいように考えたくなるんだなぁと今になって思いますね。だってこんなの、今にして思えばもう確定通告じゃないですか。
たぶん、この時のわたしも内心気づいてはいるんですよ。「きっと本当なんだ」ていうことは。
でも信じたくなくて、一縷の望みにもすがっていたくて、ある種の自己暗示のような感じでポジティブに考えていたんだと思います。



2018年4月15日、11時。

メールにかかれていたURLを開きに自分の部屋に籠り、
内容を見て、叫びました。
親には「うるさい」と叱られました。
本当に震えが止まらなくて、「すばるくんが、いなくなっちゃう、」と言っていたような。確か言ったと思う。もう記憶が曖昧です。

それでも、本人たちの言葉だし、もうこれは信じるしかないんだなぁとも思ったし。

その後の会見見て、号泣しながら全部見て、「本当に関ジャニ∞が好きだからこその会見だったなぁ」とも思いました。

これは様々な方がこれまた様々な媒体で書いていらっしゃいますが、
「ファンが聞きたかったことをメンバーが全部聞いてくれていて、それに対する明確な答えもすばるくんはちゃんと持っていた」
これに尽きるんじゃないかなぁ。

ちなみにこの時、ホントに会見の様子が報道されてからすぐに見たのが、METROCKでの「LIFE~目の前の向こうへ~」でした。親にも「ちょっとみたいのがあるからこれだけは見せてくれ」と頼んで。アウェーど真ん中でバンドスタイル初の楽曲を心の底からのアイドル魂をもって昇華する関ジャニ∞を見て、涙腺が崩壊して、泣いて泣いて泣き尽くして、これをもって「すばるくんがいなくなってしまうこと」には踏ん切りをつけました。
(まあふとした瞬間に考えてしまうことだったりとか、7月の最後の瞬間はやっぱり無理でしたけどね。気持ちの面での区切りはもうこの段階でつけました。)




三馬鹿の話に戻ります。

わたしは「Answer」がとても好きです。彼ら自身が書いた、その時の等身大の彼ら、というか。

出会ってから20年以上。月日がたち、相対的な立場が変わり、それでもずっと一緒にここまでやって来た。
そんな彼らが歌う泥臭すぎる「未来」。


「守るべき未来のため 嫌われものを選んだ」
「過去に囚われ 嘘を着替え 手付かずの夢」
「進むべき道のため 靴を汚して町に出る」
「自己に塗れて 淀んだ時間 そこから次のステージへ」


すばるくんのことを知ってからサビであるこの歌詞を改めて聞いたときに、

「彼らは本当に這いつくばって自分等の道を切り開いてきたんだ」

というのを思うと同時に

「本当にやりたいことはまだ出来ていなかったのだろうなぁ」

という風にも思いました。


未来を描いた歌詞に自分の想いをのせる。

ありきたりな手法かもしれないけど、彼らの描いた「未来」というものがまさか「別離」だなんて、リリース当時なら絶対考えられないよね。
今になって「ああつまりこれはこういうことだったんだろうか」なんていうのは簡単だけど、それはただのこじつけになる場合の方が多いから。

じゃあこの記事はなんなのかって言えば、もうまさしくこじつけ以外の何でもないっていってしまえばそれまでなんだけどね。




1年たってみて、思うことを書きます。


1年というときの流れはすさまじくあっという間だなということをとても痛感しています。


安田さんの体調のことがあって、すばるくんのもろもろの最後の出演があって。ツアーが始まって、6人体制初めての曲がリリースされて、初めて関ジャニ∞を生で見て。
横山さん大倉さんが関西ジュニアのサポートにつくことが大々的に報じられて。
すばるくんのHPが開設されて。近況報告が出て。
錦戸さんの脱退報道も出て。(これに関しては早く本当のことを知りたい。頼むぞ公式よ)
十五祭の開催が発表されて。



濃いよね。本当に濃い。

きっとわたしよりも前にeighterになっていた方にとってはそうでもないのかもしれない。通常のフルアルバムが出たわけでもない。タイアップが多かったわけでもない。番組にゲスト出演した機会も例年に比べると少ないのではないかと思う。

でも、濃かった。

彼らが新しく進もうとしている道の一歩目をドキドキしながら見守っているような、そんな感じがした。


関ジャニさん、頑張ってるよねぇ。

すばるくん、すごい挑戦をしているとおもう。


別々のほうを向いて歩き始めた6人と1人だけど。
わたしは、きっとお互い正解に向かって歩けているんじゃないかと思っています。


でもね。
やっぱり、そんなことをいっさいがっさい抜きにしても。

「三馬鹿」という三角形が見れなくなっているのは、少し寂しいなぁと。


ダチョウ倶楽部さんがゲストにきたジャニ勉のことを書いている雑誌で、横山さんと村上さんが対談していたんですが。

「3人で長くやっているのってすごいと思う」

とした上で

「もし俺らがコンビやなくてトリオやったとしたら、もう一人は誰選ぶ?」

という話をしていました。


寂しかったですよ。とても。

横山さん、村上さんときたらあとはすばるくん。これで三人完成形。

固定観念に囚われているといってしまえばきっとそれまでなんですけど、どうしたってわたしのなかで「三馬鹿は正義」なもんですから。

なんかこう、胸がキューっとなりました。


自分でも気づいていなかった深層心理ですばるくんを求めている気持ちが出た感じがしました。


ファン歴の浅いわたしですらそうなんだから、わたしよりも長いことeighterである他の方々はきっと計り知れない想いをお持ちなんだろうなぁ。

そして、きっとこれはもうずっと消えずに残る感覚なんだろうなぁと思います。


でも書いてて思い出しました。

GR8ESTのいつかのMCで錦戸さんが

「それが彼(すばるくん)のいた証拠でもある」

と言っていたのを。



違和感や慣れない感じ、はたまた「いまここにすばるくんがいてくれたら……………!!」というような場面。

いろいろあると思うんです。


でも、これを感じることこそが、すばるくんがいた証、すばるくんを好きでいる証拠なんだ、と言ってくれたような気がしてすごく気持ちが軽くなりました。

いなかったことにしないでいい。むしろメンバーから積極的にいなかったことにしないでいてくれる。
版権とかの難しいことは分からないけど、でもすばるくんが事務所からいなくなった後に出るDVDの特典の中ですばるくんのことを話題に出したり、定期的に名前だけでも残そう存在だけでも残そうとさらっと言葉や行動ですばるくんを表現してくれる。

そんな関ジャニさんが大好きなんだなぁ。


だから、キューってなったことこそが、7つ根っこで引っ張りあってた関ジャニ∞が大好きなんだというなによりの証拠なんだと思っております。





いつか、いつかお互いがもっともっとすごくなっていって。
いろんなしがらみがあると思うけどそれも乗り越えて。
同じステージの上に6人と1人でたつ瞬間が来たら。



きっとそれは、彼らと私たちの歴史に刻まれる、とてつもなく幸せな瞬間になるんだろうと。


そんなことを、今日という節目の日に強く思うのです。





(@_sana_eighter_)