世界一幸せって言わせたい

恥をかき捨て 恥をかき集め 力抜いて笑った

事務所の対応と情報の真偽性を並行させて考える

(当記事は関ジャニさんに関する深い内容はあまり出てきません。)

 

 

sana-eighter.hatenablog.com

 

今回の記事は上記記事の一部内容、それを受けてのコメントが前提となっていますので、まだ読んだことのない方は一度冒頭部分だけでも目を通していただければと思います。

 

こちらの記事、錦戸さんの脱退が分かってすぐに書いたものなのですが、(私の確認不足で申し訳ないのですが)少し前にこんなコメントの書き込みがありました。

 

 

(前略)

返答がない=肯定 は絶対に違いますので考えを改めてください。
ジャニーズ事務所は元々週刊誌記事にコメントを出しませんし
過去に年内脱退か年内解散か、などと書かれそこから数年活動ずっとしているグループもありますので

 

これについて返信をとコメント欄に書き込んでいたのですが、予想以上に長くなったのと、追記するよりもしっかりとした記事として一本かけそうだということでまとめることにしてみました。

 


まず、コメントありがとうございました。確認と返信が遅くなってしまい申し訳ありません。

いただいた意見の通り、こちらも断定系で書いてしまったのはいささか安直だったと反省しております。該当記事にも脚注をいれさせていただきました。

 


しかし逆にお聞きしたいのですが、なぜ
>返答がない=肯定 は絶対に違います
と言い切れるのでしょう?

 

私が3月からの半年間で感じていた不安は
最初に記事を出した媒体が文春(過去にある意味実績を残している雑誌)だったこと、

最近は、本当に真意と異なった記事であれば事務所なり本人なりがしっかりと否定のコメントないし修正した事実を発表しているように思えること、

この2点から判断したことによるものでした。

 

なので

ジャニーズ事務所は元々週刊誌記事にコメントを出しませんし

というところにも疑問点が残りますね。

 

さて、すばるくんの場合を考えます。彼の脱退報道の場合最初のリーク元はFRIDAYでした。その時も、事務所が期日までに回答をすることはなく、結果として大枠は報道の通りとなりました。(辞める理由はひどい書かれようでしたものね。)

最近のものであれば、横山さんが未成年の女性がいるグループと飲み屋にいて、とか、丸山さんが城島リーダーの奥さんと三角関係にあった、というような記事でしょうか。

こちらは事務所側が事実関係を明らかにしながらもしっかり否定のコメントを出しています。

 

 

私はほぼ2018年以降の事務所の様子しか分かりませんが、私が見てきた数年は事務所側のタレントの意志に対する発表に関して以前よりは誠実な対応をしているのではないかと感じます。

すばるくんの会見にしかり、TOKIO兄さんたちの会見にしかり、JUMPメンバーの留学に関するお知らせもそうだし。

公の場に姿を見せるのか、FC会員限定動画での発表なのか、事務所を通じたコメントなのか。手法は様々ですが、本人たちによる、他人のフィルターがかからない言葉というものをよく見たような気がします。

 

このような流れを踏まえると錦戸さんの件は、

肯定も否定もされない、かといって真実が明らかになったわけではないから圧倒的に否定の意見が有利、という状況であったことが分かります。

ここまでの説明があれば、「返答がない=肯定とほぼ同義」という考えに至った経緯は理解してもらえるでしょうか。

 

 

次に、

>過去に年内脱退か年内解散か、などと書かれそこから数年活動ずっとしているグループもありますので

 こちらについて言及していきます。

 

 

メディアリテラシー」という言葉はご存知でしょうか?

端的に言えば「世の中に出回った情報の真偽性を見極める力」のことを指します。

 

個人的な考えとしましては、メディアの真偽性として

テレビ・ラジオといったマスメディア>週刊誌>>>ネットニュース

という位置関係に基づいて判断しています。

 

最上位にいるマスメディアですら「絶対にすべての情報が正しい」というのは幻想ですね。テレビで流れるニュースにもフェイクニュースは腐るほど存在するようです。9.11のテロ映像が恐らくはCG加工で作られたものである、というのはメディアに携わる(メディア関連を学ぶ)人間であれば少しは聞いたことがあると思われるいい例でしょうか。

本当の真意は一次情報(本人が自分の目で見て自分の足で歩いて自分の耳で聞いたこと)でしか知りえないのだろう、と思うのは情報の確実性に常日頃から敏感になっているからこその意見であると思いますが。

 

ともかく。


報道が出た後も活動が続いているグループがあることはもちろん認識しております。ですが、過剰な脱退記事や解散記事の大元は恐らくネットニュースでしょう。

ネットニュースは基本的に新しい情報は出さず、他の媒体で出たものに新たなネタ(その記事を読むことに対する付加価値的情報)を肉付けしているようなものと認識しております。

 

以前「NEWSポストセブン(週刊ポストや女性セブンを手がける編集部局が運営するネットニュース媒体)」の編集者の方とお話をしたことがありました。

その方によれば、ネットニュースはいかにアクセス数を伸ばすかに重きを置くため、記事タイトルも真意がギリギリ変わらない程度であれば単語の並びを強烈なものから順にする、といったある種のテクニックを駆使しているのだそうです。

また、より自分たちの記事を読んでもらうため、元の記事や既出の記事で大きく扱われている内容とは違う個所を大きく取り上げたり、少しでも話題に上がっていたトピックスを重点的に掘り下げるなど、「自分たちの記事を見てもらうこと」に対しての努力に余念がありません。

 

そのためネットニュースの記事のタイトルや内容に不穏なものが多いのは、ゴシップ記事系を娯楽として読んでいる読者の興味を強く惹かせるためと、記事内に登場する人物を支持する人(簡単に言えばファンですね)の不安度をあおって炎上マーケティング的にアクセス数を稼ぐため、基本この2点が軸になっていると考えられます。

 

また、基本アイドルやタレントに関する記事には大体「芸能関係者」と称された何者かもわからない人物からのコメントがついていますが、これは簡単に信じない方が無難ですよね。それこそメディアリテラシーを徹底すべきです。

「ニュース」という表現方法は、すべて客観的なものであるという前提のもとで書くことができます。ただ淡々と「筆者が事実としたいこと」を書くことができるわけです。

たとえデマを書いたとしても、「芸能関係者からの証言」と書いてしまえばその言葉は「芸能関係者が言っていた情報」ということになって世に出回ってしまう。

またこれは読者側の想像力も巧みに利用していることになりますよね。芸能関係者=内部の情報を多少なりとも持っている人、というイメージを利用しているわけですし。

 

以上の観点でいけば、

>過去に年内脱退か年内解散か、などと書かれそこから数年活動ずっとしているグループもありますので

このコメントのメディアリテラシーの低さが分かるかと思います。記事をそっくりそのまま信用した上での考えをお持ちであると見受けられますので。

 

 

正直に言って、今回のこの記事は該当記事に対するコメントを「ケンカを売られた」とみなし、そのケンカを買ったものとなっています。そんな記事です。

確かに記事と真実の関連性について断定系で書いたのはこちらの不手際です。断定で書いていいのは主観だけです。これについては今後も徹底して気を付けていきますが。

 

「絶対」なんてものはこの世には存在しないと思っています。それこそ太陽が東からのぼる、というくらい極めて不変的なものにしか。

だからこそ、自分が何を真実として物事を考えるのか、真実の判断基準は何なのか、を常に考える必要があると思っています。

また、自分の発言が必ずしも正しいことではない、ということもまた念頭に置いておく必要があるでしょう。

この記事だって正しいとは限らない。読んでくださった方が「ポストセブンの編集者と話した?この記事に正当性を持たせるためのデマだろ?」と思うのであれば私の記事は一気に信ぴょう性のない御託を並べた記事になる。どこまでが真実でどこからが想像、捏造になるのかは読んだ人の認知の差に寄ってくると思います。

 

でも、それでいいと思います。この記事をただただ鵜呑みにしてしまったら、それはメディアリテラシーとしてはあまりよくないですもの。

見かけたニュースや情報を自分の中に落とし込んで咀嚼して、どこまでを信用するのかを見極める。それが一番大事なことだと思います。

 

これが上手く器用にできるようになったら、恐らくネットの中の住人でいることに窮屈さを感じなくなるんだろうなぁと思います。

無論、そうそう上手くなんてなれないから、私たちは溢れかえる情報に踊らされてしまうのでしょうね。

 

 

 

 

 

 

*桜菜*(@_sana_eighter_)